ヨキッチのナゲッツ、開幕戦でサンダーと激突 守備再建の成果を試す一戦
オクラホマシティーは開幕戦でスパーズに勝利し、ギルジャス=アレクサンダーが32得点。デンバーとの対戦は日本時間23日午前10時30分、Paycom Centerで始まる予定だ。

デンバー・ナゲッツの新シーズンは、いきなり難しい相手との対戦で始まる。ニコラ・ヨキッチを中心とする攻撃が、日本時間10月23日午前10時30分、オクラホマ州オクラホマシティーのPaycom Centerでサンダーの守備に挑む。米東部時間では22日午後9時30分の開始予定。昨季の西カンファレンスで最多勝を挙げたチームに対し、デンバーが守備面の課題をどこまで改善したかが見える一戦だ。
サンダーはすでに1勝0敗。20日の開幕戦で、昨春のカンファレンス決勝で敗れたサンアントニオ・スパーズに116―104で勝った。シェイ・ギルジャス=アレクサンダーが32得点、ジャレッド・マケインが3ポイントシュートを8本中6本決めて20得点を記録した。ナゲッツは今回が今季初戦で0勝0敗。現時点の順位は出場試合数がそろっていない暫定的なものとして見る必要がある。
ナゲッツは攻撃の強みを守備につなげられるか
デンバーは昨季54勝28敗で西3位に入りながら、プレーオフは1回戦で敗退した。ヨキッチのパスと得点力、ジャマール・マレーの外角からの攻撃、アーロン・ゴードンのゴールへ向かう動きは、依然として大きな武器だ。NBAのシーズンプレビューも、昨季のナゲッツの攻撃がリーグ屈指の水準にあったと評価している。
対照的に、守備は2季続けてリーグ21位にとどまった。デービッド・アデルマン監督にとって、得点力を保ちながら失点を減らすことが最大の課題となる。外側の守備を担ったペイトン・ワトソンはクリーブランドへ移籍。新加入のアルファ・ディアロには、欧州で評価された守備力が期待される。デマー・デローザンは経験豊富な得点源で、マービン・バグリー三世やトレボン・ブラジルも加わった。ただし、デローザンの役割や出場時間は実戦で確かめる必要がある。
ヨキッチ、マレー、ゴードンがチームの中心であることは変わらない。一方、アデルマン監督は本稿作成時点でこの試合の先発5人を発表していない。NBAの故障者情報ではスペンサー・ジョーンズが出場未定、ジュリアン・ストローサーが欠場となっている。ヨキッチがベンチに下がる時間帯に誰が攻撃を支えるかも、初戦の見どころだ。
サンダーも同じ顔ぶれではない
オクラホマシティーは昨季64勝18敗で西1位。ただ、スパーズとのカンファレンス決勝に7試合の末に敗れた。マーク・デイグノート監督のもと、ギルジャス=アレクサンダー、チェット・ホルムグレン、ジェイレン・ウィリアムズを核に据える方針は続く。アイザイア・ハーテンシュタインとケイソン・ウォレスも重要な戦力だ。
その一方で、ルーゲンツ・ドート、アーロン・ウィギンズ、アイザイア・ジョーがオフに退団。アデイ・マーラら若手が加わり、マケインは開幕戦で外角から存在感を示した。新しいローテーションを組みながら、昨季の高い守備力を維持できるかが問われる。
ヨキッチへの対応は、その試金石となる。二人で囲めば空いた味方へのパスを通される。単独で守れば、ヨキッチ自身に得点を許す危険がある。サンダーが相手のパスコースを断ちつつ、自分たちの速い攻撃につなげられるか。昨季の西を代表する二つの強豪の争点は明確だ。
サンダーも先発5人は正式に発表していない。ギルジャス=アレクサンダー、ホルムグレン、ウィリアムズ、ハーテンシュタイン、ウォレスらが主力候補であり、確定した先発ではない。オテガ・オウェー、トーマス・ソーバー、ニコラ・トピッチはNBAの故障者情報で欠場とされている。
日本での視聴方法
開始予定は日本時間23日午前10時30分。NBA docomoはこの対戦を配信予定に掲載している。対象のレギュラーシーズンの試合には日本語の実況・解説が付くと案内しており、視聴条件は契約プランによって異なる。配信予定や先発メンバーは、開始前に公式サイトで改めて確認したい。
10月の1試合で西の勢力図は決まらない。それでも、デンバーの守備が強力な攻撃に追いつけるか、サンダーが主力を入れ替えながら持ち味を保てるか。両チームが春まで抱える問いを、最初の対戦から読み取れるだろう。