レブロン、76ers本拠地で古巣キャバリアーズと対戦 新布陣の連係は進むか
フィラデルフィアは開幕戦で昨季王者ニックスに勝利した。日本時間23日午前8時開始予定。クリーブランドのジャレット・アレンは出場可否が未定だ。

レブロン・ジェームズがフィラデルフィア・76ersの選手として初めてホームの公式戦に臨む。その相手は、NBAでのキャリアを始めたクリーブランド・キャバリアーズだ。試合は米東部時間10月22日午後7時、日本時間23日午前8時から、ペンシルベニア州フィラデルフィアのXfinity Mobile Arenaで行われる予定。古巣との再会が注目を集める一方、コート上では76ersの新しい主力がどこまでかみ合うかが問われる。
フィラデルフィアは開幕戦で昨季王者ニューヨーク・ニックスを106―100で破り、1勝0敗。タイリース・マクシーが28得点、ボストンから加入したジェイレン・ブラウンが19得点、8リバウンド、6アシストを記録し、ジェームズも14得点を挙げた。強豪相手に逆転勝利を収めたことは好材料だが、1試合の結果だけで新チームの完成を宣言することはできない。クリーブランドはこの試合が今季初戦で、成績は0勝0敗。開幕直後の順位は試合数の差に大きく左右される。
76ersに加わった二人の大物
ニック・ナース監督には、選択肢が増えた分だけ難しい役割分担が待つ。マクシーは自ら攻め込むことで昨季のオールNBAチーム入りを果たした。ブラウンもボールを持って得点できる。ジェームズは攻撃を組み立て、ジョエル・エンビードはインサイドで守備を引きつける。全員の持ち味を生かすには、単に順番に攻めさせるのではなく、互いのプレーから質の高いシュートを作る必要がある。
ジェームズはフリーエージェントとして、ブラウンはトレードで加入。ケンタビアス・コールドウェル=ポープ、アンファニー・サイモンズも新戦力だ。VJ・エッジコムを含む周囲の選手をどう使うかも、ナース監督の課題となる。76ersは昨季45勝37敗で東カンファレンス7位、プレーオフではカンファレンス準決勝で敗退した。さらに上を目指すには、エンビードの健康状態も鍵を握る。NBAによると、直近3シーズンのレギュラーシーズン出場は計96試合だった。
キャバリアーズは継続路線、アレンの状態が焦点
ケニー・アトキンソン監督が率いるクリーブランドは、ドノバン・ミッチェル、ジェームズ・ハーデン、エバン・モーブリー、ジャレット・アレンを中心とする骨格を維持した。昨季途中に加入したハーデンは、今回は開幕前の準備を通じてチームと連係を深められた。デンバーから獲得したペイトン・ワトソンには、外側の守備を強める役割が期待される。マリオ・ヘゾニャらも加わった。
昨季のキャバリアーズは52勝30敗で東4位。カンファレンス決勝まで進んだが、優勝したニックスに敗れた。プレーオフで前進したチームが、戦力を大幅に増した同地区のライバルにどう対応するか。フィラデルフィアでの初戦は、その出発点になる。
ただし、両チームの先発5人は本稿作成時点で正式発表されていない。クリーブランドではハーデン、ミッチェル、ワトソン、モーブリー、アレンが有力な組み合わせだが、NBAの故障者情報はアレンを右膝の腱の症状で出場未定としている。欠場すれば、エンビードに対するゴール下の守り方を変える必要がある。フィラデルフィアではマクシー、エッジコム、ブラウン、ジェームズ、エンビードの組み合わせが想定されるものの、正式な先発は試合前の発表を待ちたい。
アレンが出場すれば、モーブリーとの二人でリング付近を守る選択肢が生まれる。一方で76ersは、マクシーの速さ、ブラウンとジェームズの突破、エンビードのポストプレーを使い分けられる。クリーブランドもミッチェルとハーデンを軸に守備の弱い場所を探すだろう。どちらが先に相手の守り方を変えさせるかが、勝負の流れを左右しそうだ。
日本での視聴方法
日本時間の開始予定は10月23日午前8時。NBA docomoの配信予定にこの試合が掲載されており、同サービスは日本語の実況・解説付きで対象試合を配信すると案内している。視聴には利用条件に応じた契約が必要だ。放送・配信予定や出場選手の最新情報は、試合直前に公式案内で確認してほしい。
ジェームズと古巣の対戦は一夜限りの話題ではない。新しい76ersが強豪相手の勝利を積み重ねられるか、キャバリアーズが昨季の躍進をさらに進められるか。その答えは今季を通じて出るが、最初の直接対決は両者の現在地を示すはずだ。