リーブスとケスラーがロサンゼルス対決を左右 レイカーズがクリッパーズに125―117で勝利
前半は64―64の同点。レイカーズは第3クオーターに39得点を挙げ、オースティン・リーブスの効率的な攻撃とウォーカー・ケスラーのゴール下の守備で開幕2連勝をつかんだ。

ロサンゼルス・レイカーズは10月23日(金)、クリプト・ドットコム・アリーナでLAクリッパーズに125―117で勝った。前半終了時は64―64。勝負を大きく動かしたのは第3クオーターだった。レイカーズが39得点を挙げて相手を26得点に抑え、終盤の追い上げにも耐えられるリードを築いた。オースティン・リーブスは28得点、9アシスト。ウォーカー・ケスラーは22得点、8リバウンド、6ブロックを記録した。
最終的な点差は8点だが、序盤から一方的な展開だったわけではない。第1クオーターはクリッパーズが31―27で先行。第2クオーターはレイカーズが37―33で取り返し、ルカ・ドンチッチが前半残り5秒でバスケットカウントを完成させて64―64とした。この時点では、どちらも持続的なリードを奪えていなかった。NBAの記録では、この試合にはリードの入れ替わりが12回、同点が5回あった。
第3クオーターにリーブスが均衡を破る
後半最初の得点はダリアス・ガーランドによるクリッパーズのシュートで、スコアは66―64となった。そこからレイカーズはゴール下へ攻め込む形を繰り返し作った。マティース・サイブルがスティールからのレイアップで同点とし、リーブスがドライブで再び点差を縮める。残り8分9秒には、リーブスのパスを受けたケスラーがダンクを決め、レイカーズが77―72と前に出た。クリッパーズはタイムアウトを取ったが、その後も攻撃を組み立てたい場面でターンオーバーが続いた。
決定的な流れは、デリック・ジョーンズJr.の3点シュートでクリッパーズが77―76まで迫った後に生まれた。サイブルが3点シュートで応じると、リーブスはレイアップを2本、ミドルレンジのシュート、さらに速攻からの3点シュートを決めた。最後のシュートで、第3クオーター残り4分19秒には89―76。単にリーブスの得点だけでできた差ではない。サイブル、ケスラー、リーブスのスティールが相手の攻撃機会を奪い、クリッパーズの守備が整う前にレイカーズが攻める機会を生んだ。
第3クオーター終了時は103―90。リーブスはフィールドゴール13本中10本、3点シュート5本中3本を成功させ、チーム最多の28得点に9アシストを添えた。ケスラーは14本中10本のシュートを決め、3スティールも記録。相手がゴール下へ入ってきた場面でも、6ブロックで失点を防いだ。ペイント内得点はレイカーズが58、クリッパーズが48。レイカーズのフィールドゴール成功率は58.2%だった。
クリッパーズは詰め寄ったが、逆転には届かず
クリッパーズのベンチは46得点を挙げ、レイカーズの控え選手の25得点を上回った。中でもブルック・ロペスは出場20分未満で22得点。シュート9本中8本を決め、3ブロックも残した。クリッパーズではガーランドが最多の26得点と6アシスト。八村塁とジョーンズJr.はそれぞれ16得点だった。第3クオーターの失点後も試合が決着しなかったのは、こうした複数の選手の得点があったからだ。
第4クオーター、クリッパーズは差を詰めた。残り3分21秒にガーランドが3点シュートを決め、119―113と6点差に迫る。しかし次の局面でケスラーがオフェンスリバウンドを取り、フリースローを2本成功させて121―113とした。その後のガーランドのターンオーバーと残り時間の減少により、追う側に必要な連続した守備成功と得点は実現しなかった。残り53秒にクリス・ダンが123―117としたものの、クエンティン・グライムズがフリースローで125―117とし、続くガーランドのドライブはドンチッチがブロックした。
ターンオーバーは結果を読み解く鍵となる。クリッパーズが25回、レイカーズも21回と、ともに多かった。ただし相手のミスから奪った得点はレイカーズが33点、クリッパーズが29点で、ここに4点の差がついた。ガーランドは9回、ドンチッチは11回ボールを失った。ドンチッチは23得点、6リバウンド、7アシストを記録した一方、シュートは21本中8本成功だった。攻撃面で勝利に貢献したものの、11回のターンオーバーを踏まえれば、ボールを安定して管理した試合とは言えない。レイカーズの優位をより確かなものにしたのは、リーブスとケスラーだった。
両チームの攻撃の仕上げ方にも差があった。クリッパーズは3点シュート37本中16本を決め、成功率は43.2%。レイカーズの32本中14本、43.8%とほぼ同じだった。外角の精度だけで最終的な8点差は説明できない。レイカーズはシュート試投数が4本少ないにもかかわらず、成功数は5本多かった。リーブスとケスラーは成功率を高めやすいエリアを攻め、ケスラーのブロックは相手のインサイドでの攻撃を何度も止めた。総リバウンドではクリッパーズが45―43で上回ったが、その小さな優位はレイカーズの第3クオーターの攻勢を止める守備にはつながらなかった。
開幕からレイカーズは2勝0敗、クリッパーズは1勝1敗となった。順位を大きく論じるには試合数がまだ少ない。ただ、今季最初の直接対決では明確な差が表れた。得点の応酬から、守備と速攻が一つ一つの攻撃を左右する局面に移ったとき、レイカーズが勝敗を決めるリードを奪った。