マディソンが先導、トッテナムが初勝利 コベントリーに3-1
ルドニの同点弾にマルムシュが応え、追加時間にデイビスが勝負を決めた。スパーズのリーグ戦初勝利は、クルゼフスキの復帰とも重なった。

トッテナムは10月19日月曜日、コベントリー・シティを3-1で下し、2026-27シーズンのプレミアリーグで開幕7試合目にして初勝利を挙げた。先発に復帰したジェームズ・マディソンが先制。ジャック・ルドニに同点とされた後、オマル・マルムシュが勝ち越し、追加時間6分にベン・デイビスが勝利を確実にした。3得点にはそれぞれ異なる意味があった。先制点で優位に立ち、2点目で相手の反撃による流れの変化を食い止め、最後のゴールで勝敗の不確かさを取り除いた。
ロベルト・デゼルビ監督のチームにとって、この試合には二つの重要な復帰もあった。2025年5月1日以来の先発となったマディソンは、故郷の、そして少年時代から応援していたクラブと対戦。デヤン・クルゼフスキも終盤に出場し、526日ぶりに公式戦のピッチに戻った。結果による即効性のある改善と、攻撃の選択肢二つの回復を得た一方、監督自身は試合後、トッテナムにはもっと良いプレーができると認めている。
右サイドから生まれた先制点
ホームチームが突破口を開く前に、コベントリーが好機をつくった。10分、ミラン・ファン・エワイクとタツヒロ・サカモトが右サイドで連係。サカモトはペナルティーエリア内でスペースを得たが、シュートはヤン・ポール・ファン・ヘッケに阻まれた。ボールを持って前進しようとするトッテナムにとって、攻守の切り替わりや相手の攻め上がりへの備えが必要だと示す場面だった。
その4分後、モハメド・クドゥスがホーム側の右サイドでジェイ・ダシルバをかわし、マディソンへボールを戻した。マディソンは約20メートルからダイレクトでカーブをかけ、カール・ラッシュワースの守るゴールの上隅へ決めた。トッテナムが今季のリーグ戦で前半に得点したのは初めてだった。変化は得点差だけではない。コベントリーが追わなければならない状況をつくり、そのリードを持って攻撃を進められるようになった。
マディソンは攻撃のつなぎに関わったが、先制点の後に決定機が続いたわけではなかった。コベントリーは自陣エリア周辺のスペースを守り、コンパクトなブロックを崩す方法を相手に探させた。39分にはドミニク・ソランケのシュートがクロスバーを越えた。反対側では、シディキ・シェリフのフリックで抜け出したブランドン・トーマス=アサンテに対し、ミッキー・ファン・デ・フェンが戻ってシュートをブロックした。トッテナムはリードして折り返したものの、相手の脅威を消し切ってはいなかった。
3バックとライン間の選手たち
デゼルビ監督は試合後、最終ラインに3人、その前に中盤の選手を1人置き、さらに3人がライン間で動く配置を準備したと説明した。サンドロ・トナーリが土台となり、前方ではマルムシュ、マディソン、アーチー・グレイが異なる動きを担った。グレイはクドゥスの内側と外側を走って支え、逆サイドではアンディ・ロバートソンが高い位置を取った。中盤の選手の出場可能な状態も、この配置に影響していた。
この説明は、シュートを浴びせ続けて決まったわけではない試合を理解する手がかりになる。トッテナムは主導権を保ち、ボールの後方にも守備の備えを置こうとした。一方、コベントリーは低い位置を固め、相手が保持をスペースへと結び付けるのを難しくした。デゼルビ監督は前半のボール循環が遅く、予測しやすすぎたとも認めた。結果への安堵とプレーの質を分けた評価であり、勝利がすべての問題の解決を意味するわけではなかった。
ルドニが追い付き、マルムシュが応える
後半開始直後にリードは消えた。ルドニは左側でケイレブ・イレンキと連係し、再び受けてシュート。最初の一撃は味方のトーマス=アサンテに当たったが、跳ね返りが戻り、2本目でアントニン・キンスキーを破った。トッテナムの公式レポートは同点弾を50分と記録している。コベントリーはエリアへの進入を得点につなげ、ホームチームにリードの再構築を迫った。
トナーリは2本のシュートで反応したが、どちらもクロスバーの上へ外れた。その後、マルムシュが決定的な仕事をした。ファン・エワイクを振り切り、エリア手前から右足でカーブをかけて2-1。クラブの記録では59分の得点で、トッテナムでの7試合目にして初ゴールだった。スカイ・スポーツは、直前のDFとの接触を巡る議論と、確認の結果ゴールが認められた経緯を伝えた。得点は有効となり、コベントリーは再び追う立場になった。
両監督は選手を入れ替えた。コベントリーは60分にイレンキとシェリフに代え、フランク・オニェカとタイウォ・アウォニイを投入。デゼルビ監督は69分にロバートソンとマディソンをデイビス、コナー・ギャラガーに代え、71分にはトシン・アダラビオヨに代わってマテウス・フェルナンデスを送り出した。その後、アウェーチームはエフロン・メイソン=クラークとグスタボ・ハメルも起用した。勝負はまだ決まっていなかった。クドゥスのシュートは高く外れ、フェルナンデスの一撃はラッシュワースが落ち着いて処理した。
デイビスが苦労した勝利を締める
終盤にはクドゥスに代わってクルゼフスキが入り、マルムシュに代わってマティス・テルも出場した。スウェーデン代表の復帰は大きなニュースだったが、まだ守り抜くべき結果があった。8分の追加時間によって同点の可能性は残ったが、ソランケがエリア内でデイビスへボールを渡した。デイビスは90+6分に左足で決め、3-1の最終スコアをつくった。
トッテナムは開幕から6試合続いたリーグ戦未勝利を終え、復帰選手を勝ち点へと結び付け始めた。コベントリーにとっては、一時的な同点と危険な攻撃だけでは足りなかった。再びリードを許し、勝ち点を得られずに終わった。結末を決めたのはマディソンとマルムシュの応答、そして交代出場したデイビスの最後の仕事だった。デゼルビ監督は必要としていた結果を得た。同時に、自ら指摘した課題も残る。次の勝利が個々の場面の解決に頼りすぎないよう、プレーを改善することだ。