ベアーズ対シーホークス、新戦力が試されるスクリメージライン
シカゴは守備ラインにジェフリー・シモンズを加え、シアトルはクエントン・ネルソンを獲得した。左タックルのチャールズ・クロスを欠くシーホークスにとって、急造のラインが最初に迎える相手は、直前に補強されたベアーズの守備だ。

シーホークスがチーフスをわずか3点に抑えた前戦から、両チームの戦力図は変わった。シアトルはインディアナポリスからネルソンを獲得し、グレイ・ザベルを左ガードから右ガードへ移す。一方、シカゴにはテネシーからシモンズが加入した。実績ある選手の名前だけでは、月曜の勝敗は決まらない。新しい呼び方や隣の選手との連係を数日で合わせられるかが、サム・ダーノルドとケイレブ・ウィリアムズの攻撃を左右する。
- 大会: NFL 2026年レギュラーシーズン第8週。
- 対戦: シカゴ・ベアーズ対シアトル・シーホークス。シアトルがホーム。
- 日時: 現地11月2日(月)午後5時15分、米太平洋標準時。日本時間11月3日(火)午前10時15分(UTC 11月3日午前1時15分)。
- 会場: 米ワシントン州シアトル、ルーメン・フィールド。
シアトル、快勝の後にラインを組み替える
シーホークスは10月25日、カンザスシティを20―3で破り、戦績を4勝3敗とした。守備はタッチダウンを許さず、攻撃は410ヤードを獲得。サードダウンは16回中11回成功した。ジャクソン・スミス=ニグバは9回の捕球で150ヤードと1タッチダウン。ダーノルドも28回中20回のパスを通し、257ヤードと1タッチダウンを記録した。ただしエンドゾーンでインターセプトを喫しており、長いドライブを得点につなげ切る課題は残る。チームはそれまで2連敗していた。
マイク・マクドナルド監督は、ネルソンを左ガード、ザベルを右ガードで起用すると説明した。クロスは足首の負傷で欠場し、左タックルにはジョシュ・ジョーンズが入る。ネルソンは試合に向けた負傷指定がなく、実績も十分だ。それでも移籍後すぐの試合で、攻撃のコールや隣の選手との間合いをどこまで合わせられるかは実戦で確かめるしかない。シモンズの起用量も未確定で、加入後初めて練習した本人はまだプレーブックを学んでいると述べた。
ランニングバックのザック・シャーボネは、前回のプレーオフ地区ラウンドで負った膝のけがから復帰する。最終負傷報告に試合出場の指定はなく、監督も月曜の出場を明言した。ルーキーのジャダリアン・プライスも練習に戻り、負傷指定はない。ただし出場には53人の登録枠への追加が必要で、チームの正式な手続きを待つ段階だ。
ウィリアムズが戻ったシカゴの攻撃
ベアーズは5勝2敗。ハムストリングの負傷から第6週に戻ったウィリアムズは、復帰後の2試合をいずれも勝利に導いた。10月22日のペイトリオッツ戦は30―24。パスで308ヤード、2タッチダウンを挙げ、チームは20ヤード以上のパス成功を8回記録した。ルーサー・バーデン三世、ローム・オドゥンゼ、コルストン・ラブランドらが奥のスペースを使い、ディアンドレ・スウィフトはランで78ヤードと1タッチダウンを加えた。
シカゴは木曜の試合から長めの準備期間を得たが、シアトルの守備は前週にチーフスの攻撃を封じている。長いパスを狙うにはウィリアムズを守る時間が必要だ。シアトルのカバレッジが深いルートを消せば、短いパスへ切り替える判断も問われる。逆にシアトルの攻撃では、ネルソンとザベルの新しい配置、クロスの代役ジョーンズが、シカゴの内外からの圧力に対応しなければならない。
シアトルはチーフス戦の終盤、エマニュエル・ウィルソンの21ヤードのランで勝負を決めた。シャーボネが戻ればランとパス保護の選択肢は増える。シカゴはカイル・モナンガイを欠き、スウィフトへの依存度が上がる可能性がある。両監督が最終的にどのプレーを選ぶかは発表されていない。ここで挙げる争点は、確定した出場状況と直近の試合から見えるものだ。
10月31日の最終負傷報告
シアトル・シーホークス
- チャールズ・クロス: 足首の負傷で欠場。ジョシュ・ジョーンズが左タックルに入る予定。
- ラシッド・シャヒード: 膝の負傷で欠場。
- ベルス・ジョーンズ・ジュニア: ハムストリングの負傷で欠場。
- ウチェナ・ヌウォス: 足首の負傷で出場は厳しい見込み。公式区分は「doubtful」で、欠場確定とは異なる。
- アンソニー・ブラッドフォード、ドリュー・ロック、パトリック・オコネル、ブランドン・ピリ: それぞれ膝、右肘、足の指、背中の問題で出場可否未定。ロックは控えQBで、先発はダーノルド。
- ザック・シャーボネ: 試合への負傷指定はなく、監督が復帰を確認。ジャダリアン・プライス: 負傷指定はないが、出場には登録枠への追加が必要。
シカゴ・ベアーズ
- カイル・モナンガイ: 親指と足の指の負傷で欠場。
- マリク・ムハンマド、ディマルコ・ジャクソン: それぞれ足の指、足首の負傷で出場可否未定。
- T・J・エドワーズ: 週を通じて全体練習に参加し、試合への負傷指定なし。クラブは2試合ぶりの復帰を伝えた。コルストン・ラブランド、ジャック・サンボーン: 負傷指定なし。ただし先発を保証するものではない。
日本での視聴方法
- 会場: 米ワシントン州シアトル、ルーメン・フィールド。
- 試合開始: 11月3日(火)午前10時15分、日本標準時。
- 配信: NFL公式日本語サイトの第8週放送表は、この試合をNFL Game Passで午前10時15分から配信すると掲載している。
- テレビ: 確認した試合別の公式番組表に、日本の地上波・衛星放送局の記載はない。
一度の補強でラインの問題がすべて解決するわけではない。シアトルの新しい布陣がダーノルドを守れるか、そしてウィリアムズの縦へのパスを前週のように抑えられるか。月曜の試合は、その二つを同時に試す。
