レイブンズ対ビルズ、ラマー・ジャクソン復帰で問われる後半の攻防
3試合を欠場したボルティモアのQBが復帰する。休養週を終えたバッファローはジョシュ・アレンとジェームズ・クックを軸に迎え撃つが、両チームとも試合終盤の守備に課題を抱えている。

昨季、ボルティモアはバッファローでの対戦で第4クオーターに15点をリードしながら、41―40で敗れた。日曜日の再戦は新しいスタジアムで行われる。主役のQBは変わらない。左足首のけがから戻るラマー・ジャクソンと、休養週を経て試合に臨むジョシュ・アレンだ。ビルズは5勝1敗。2連敗中のレイブンズは4勝3敗で、好調な前半だけでは勝ち切れない状況にある。
- 大会: 2026年NFLレギュラーシーズン、第8週。
- 対戦: ボルティモア・レイブンズ対バッファロー・ビルズ。ホームはビルズ。
- 会場: 新ハイマーク・スタジアム、ニューヨーク州オーチャードパーク。
- 開始日時: 11月1日(日)13時00分、米東部標準時。日本時間は11月2日(月)3時00分。
ジャクソンの復帰だけでは埋まらない後半の失速
レイブンズのジェシー・ミンター監督は金曜日、ジャクソンが出場すると発表した。今週の練習には3日とも全面参加している。左足首の捻挫で直近3試合を欠場し、その間チームは1勝2敗だった。本人はまだ痛みがあることを認めつつ、耐えられる程度だと説明している。出場予定は明らかになったが、実戦でどれほど自由に動けるかは試合を見なければ分からない。
今季の先発4試合では、パス成功率70.8%、967ヤード、6TD、1インターセプトを記録した。デリック・ヘンリーのランが前進を支え、ジャクソンが最初のプレー設計から外れても時間を作れば、ゼイ・フラワーズへのパスにも幅が出る。ただし、QBの復帰だけで先週のシンシナティ戦に露呈した問題が消えるわけではない。
レイブンズはベンガルズ戦を13―0で折り返し、35―13で敗れた。後半の攻撃6シリーズは無得点。守備は5回連続でタッチダウンを許した。ミンター監督が求めるのは、試合を通して攻守の水準を保つことだ。右ガードのベガ・イオアネも膝の負傷で欠場が決まり、エメリー・ジョーンズ・ジュニアかアンドルー・ボーヒーズが代役を務める。
アレンとクックをどう同時に止めるか
ビルズは第6週にラスベガスを33―30で破り、第7週は試合がなかった。ここまでの6試合でアレンはパス1,504ヤード、9TD、さらにラン240ヤード、8TD。ジェームズ・クックはラン627ヤード、6TDを挙げている。レイブンズがクックの走路を塞ぐために人数を集めれば、アレンのスクランブルや短中距離のパスを許す危険が増す。
一方、休養週が守備の課題を自動的に解決するわけではない。守備コーディネーターのジム・レオンハードは、反則や第3ダウンでの対応によって相手の攻撃を止め切れなかったと指摘している。レイダース戦ではラムズ戦の第4クオーターより改善したものの、終盤に10失点した。第4週以来出場していないエド・オリバーに試合前の負傷指定はなく、チームは復帰を見込む。実際の出場時間や影響はまだ確定していない。
昨季の直接対決では、ヘンリーが169ヤードと2TDを記録しながら、ビルズが最終クオーターに22得点して逆転した。選手構成も会場そのものも変わったため、同じ展開を予想する根拠にはならない。ただ、アレンに終盤の攻撃機会を余分に与えることの重さは、両チームが知っている。
10月30日(金)の出場状況
ボルティモア・レイブンズ
- ラマー・ジャクソン: 試合に向けた負傷指定なし。左足首のけがによる3試合欠場を経て、監督が出場を発表。
- ベガ・イオアネ: 膝の負傷で欠場。
- ジェイリン・ホーキンス: 膝の負傷で欠場。
- T・J・タンパ、アダム・ランドール: 出場は「クエスチョナブル」。負傷者リストからの練習復帰期間中で、試合に出るにはアクティブロースターへの登録が必要。
バッファロー・ビルズ
- DJムーア: 肩の負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- ダルトン・キンケイド: 胸の負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- スペンサー・ブラウン: 背中の問題で出場は「クエスチョナブル」。
- ディー・アルフォード: 足首の負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- グレッグ・ゲインズ: 金曜日の練習で下半身に問題が生じ、出場は「クエスチョナブル」。
- TJパーカー: 公式負傷報告の追加更新で、膝の負傷による「クエスチョナブル」。
- C・J・ガードナー=ジョンソン: リーグによる1試合の出場停止処分で欠場。
- タイレル・シェイバーズ: 今週は負傷者リストから復帰登録しないと球団が発表。
- エド・オリバー: 試合前の負傷指定なし。球団は第4週以来の復帰を見込む。
ムーアとキンケイドが欠ければアレンのパスの選択肢は減る。ブラウンが出られなければ右端のパスプロテクションも組み替えが必要だ。ただ、3人はいずれも出場可否が未確定である。ガードナー=ジョンソンの出場停止により、ビルズはフラワーズとジャクソンの即興的なパスに対応するセカンダリーの配置も調整することになる。
勝負を分けるのは守備の一手か
ボルティモアはクックをタックルで止めながら、プレッシャーを抜けたアレンに長いゲインを許さない守りが必要になる。カイル・ハミルトンの守備範囲が生きる場面は多そうだが、ベンガルズ戦の後半よりチーム全体で確実なタックルが欠かせない。バッファローにとっては、守備の反則で新しいファーストダウンを与えないことが重要になる。ジャクソンとヘンリーの攻撃に追加の機会を渡せば、復帰直後のQBもリズムを作りやすくなる。
レイブンズ対ビルズの視聴情報
- 会場: 新ハイマーク・スタジアム、ニューヨーク州オーチャードパーク。
- 開始日時: 日本時間11月2日(月)3時00分。現地は11月1日(日)13時00分、米東部標準時。
日本
- テレビ: この試合を指定した国内放送局の番組表は、現時点で確認できない。
- 配信: この試合を指定した日本向け配信予定は、運営事業者からまだ確認できない。DAZNのNFL Game Passにはシーズン全試合を扱う一般案内があるが、この対戦の個別番組表や日本語実況の有無は別途発表を待つ必要がある。
ジャクソンが戻ることで、レイブンズの攻撃は再び選択肢を増やす。準備期間を得たビルズがそれをどう抑えるか。後半まで自分たちの強みを保てるかが、この試合の焦点となる。