チーフス対ブロンコス、初黒星後のマホームズにデンバーが迫る
3連勝中のブロンコスは本拠地で地区のライバルを迎える。ボー・ニックスの攻撃に勢いがある一方、チーフスはシアトル戦で失った得点機会を取り戻さなければならない。

カンザスシティは開幕5連勝のあと、シアトルに3―20で敗れた。デンバーは5勝2敗で、直近3試合を勝っている。AFC西地区の対戦は、双方のQBに異なる問いを投げかける。パトリック・マホームズはシーホークス戦で攻撃の機会がわずか8シリーズにとどまったチームを立て直せるか。ボー・ニックスは開幕戦で31―10と敗れた相手に、成長した攻撃を示せるか。
- 大会: 2026年NFLレギュラーシーズン第8週、AFC西地区対決。
- 対戦: カンザスシティ・チーフス対デンバー・ブロンコス。ホームはデンバー。
- 会場: エンパワー・フィールド・アット・マイルハイ、コロラド州デンバー。
- 開始日時: 11月1日(日)14時25分、米山岳部標準時。日本時間は11月2日(月)6時25分。
シアトル戦で減ったのは得点だけではない
チーフスは最初の3シリーズで相手陣まで進んだが、得点につなげられなかった。守備ではシーホークスに第3ダウン16回中11回の更新を許し、そのうち5回は残り9ヤード以上からだった。シアトルの攻撃時間は約36分。カンザスシティの攻撃は一晩で8シリーズしかなく、反撃の機会そのものが少なかった。
アンディ・リード監督は、攻撃、守備、スペシャルチームのいずれにも問題があった試合の責任を引き受けた。ランニングバックのケネス・ウォーカー3世が序盤のダウンで前進できれば、マホームズが長いパスを強いられる場面は減る。デンバーの公式プレビューによると、ウォーカーの今季の平均ラン獲得距離は1試合116.8ヤードだった。トラビス・ケルシーとラシー・ライスには試合前の負傷指定がない。リード監督は2試合欠場したライスの復帰を見込むが、実際の出場と貢献は試合で確かめる必要がある。
ニックスの攻撃は前進、ブロンコスには負傷者も
デンバーは第7週のアリゾナ戦でネット377ヤード、30得点を記録した。ニックスの62ヤードのタッチダウンランもあり、チームのラン獲得距離は今季最多の159ヤードに達した。開幕週にカンザスシティで敗れた時とは違う攻撃の形である。守備もカーディナルスをレッドゾーンで4回止め、前進を許した場面でも得点を抑えた。
本拠地での成績もブロンコスを支える。今季はエンパワー・フィールドで3勝0敗。球団によれば、2025年の開始以降のレギュラーシーズンのホーム戦は11勝1敗だ。この数字だけで日曜日の結果は決まらないが、チーフスが第3ダウンで相手の攻撃を終わらせられなければ、再び少ない攻撃機会に苦しむ可能性がある。
ただし、デンバーの守備陣には不確定要素がある。パット・サーテイン2世は3日続けて練習に全面参加し、試合前の負傷指定もない。第4週に負傷した足首からの復帰を球団は見込む。一方、ザック・アレンとブランドン・ジョーンズは出場が「クエスチョナブル」、タラノア・フファンガは欠場が決まった。攻撃ではジェイレン・ワドルとタックルのギャレット・ボールズが出場未確定で、ランニングバックのRJハービーは欠場する。
10月30日(金)の最終出場報告
カンザスシティ・チーフス
- オマー・ノーマン=ロット: 膝の負傷で欠場。
- マンスール・デレーン: 肩の負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- ラジャリアス・スニード: 膝の負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- R・メーソン・トーマス: 負傷ではなく私的な事情で出場は「クエスチョナブル」。
- ラシー・ライス: 試合前の負傷指定なし。金曜日の練習に全面参加し、監督は復帰を見込む。出場は日曜日の登録で確定する。
- パトリック・マホームズ、トラビス・ケルシー: 試合前の負傷指定なし。今週の練習報告には名前が載った。
デンバー・ブロンコス
- RJハービー: 膝の負傷で欠場。
- タラノア・フファンガ: 足首の負傷で欠場。
- ザック・アレン: ハムストリングの負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- ギャレット・ボールズ: 股関節の負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- ブランドン・ジョーンズ: ハムストリングの負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- ジェイレン・ワドル: 胸の負傷で出場は「クエスチョナブル」。
- パット・サーテイン2世: 3日間の練習に全面参加し、試合前の負傷指定なし。球団は復帰を見込むが、実戦での役割はまだ分からない。
ワドルの出場可否はニックスのパスの選択肢に、ボールズの状態はパスプロテクションに関わる。逆に、チーフスのコーナーバック2人が出場未定であることは、デンバーのレシーバーとの対面に影響する。金曜日の報告は確定した欠場と可能性を分けるもので、先発メンバーの発表ではない。
ランと第3ダウン、二つの攻防
カンザスシティは最初のダウンでウォーカーが前進できれば、マホームズに長いパスを強いる状況を避けられる。デンバーがランを抑え、第3ダウンで長い距離を残せば、シアトル戦の苦しさが繰り返されかねない。サーテインの出場が見込まれることはホーム側のパス守備を助けるが、短いパスを許さずにプレッシャーをかけられるかも重要だ。
ニックスは、先週のチーフスが相手の第3ダウンを止められなかった守備に挑む。アリゾナ戦の長いランは本人の突破力を示したが、守備がQBを追うあまりラインバッカーの背後を空ければ、パスにも道が開く。カンザスシティのコーナーバックに欠場が出れば、コートランド・サットンや、出場できた場合のワドルが優位を得る可能性がある。どの組み合わせになるかは日曜日の登録次第だ。
チーフス対ブロンコスの視聴情報
- 会場: エンパワー・フィールド・アット・マイルハイ、コロラド州デンバー。
- 開始日時: 日本時間11月2日(月)6時25分。現地は11月1日(日)14時25分、米山岳部標準時。
日本
- テレビ: この対戦を指定した国内放送局の番組表は確認できない。
- 配信: この試合を指定した日本向けの配信予定は運営事業者からまだ確認できない。DAZNのNFL Game Passには全試合を扱う一般案内があるが、この試合の個別番組表や日本語実況の有無は確定していない。
デンバーは好調を地区ライバルへの勝利につなげたい。チーフスに必要なのは得点の増加だけではない。シアトル戦で失った攻撃機会を取り戻し、第3ダウンで相手を止めることが、マホームズの反撃を支える。