アトレティコ対バイエルン展望:ケインの欧州連続得点とマドリードのホーム記録
ハリー・ケインはチャンピオンズリーグで10試合連続得点中。アトレティコは欧州のホーム戦で20試合連続得点を続けるが、バイエルンはドルトムント戦で新たに攻撃陣2人を失った。

ハリー・ケインが次のチャンピオンズリーグでも得点すれば、11試合連続となり、UEFAが示すクリスティアーノ・ロナウドの大会記録に並ぶ。その舞台は、バイエルンにとって簡単な敵地ではない。アトレティコ・マドリードは同大会でバイエルンをホームに迎えた過去3試合に2勝1分けと負けていない。ディエゴ・シメオネ監督のチームは国内リーグでも7連勝中だ。ただ、記録は火曜日の勝敗を約束しない。リーグフェーズ第3節を終えた時点でトップ8の外にいる両者が、ここで何を改善できるかが問われる。
- 大会:UEFAチャンピオンズリーグ2026-27、リーグフェーズ第4節。
- 対戦:アトレティコ・マドリードがバイエルン・ミュンヘンを迎える。
- 日時:11月4日(水)午前5時、日本標準時。現地では11月3日(火)午後9時、中央ヨーロッパ時間。
- 会場:スペイン・マドリード、リヤド・エア・メトロポリターノ。
国内ではアトレティコ、欧州ではバイエルンに残る課題
アトレティコは欧州の初戦でリヴァプールに1-2で敗れ、ホームでマンチェスター・ユナイテッドを2-0で下した後、シュトゥットガルトと1-1で引き分けた。3試合で勝ち点4、UEFAの第3節終了時点の順位は16位。一方、スペインのリーグでは土曜日にレバンテを敵地で2-0と退けた。アレハンドロ・グリマルドとジュリアーノ・シメオネが得点し、7連勝に伸ばした。クラブによれば、シメオネ監督はラ・リーガ通算344勝となり、ルイス・アラゴネスの記録に並んだ。好調な国内戦の成果を、より厳しい欧州の相手にも持ち込めるか。
UEFAによると、アトレティコは直近20試合のチャンピオンズリーグのホーム戦で毎回得点している。グループステージとリーグフェーズに限れば、ホームでの最近12試合中10勝だ。だがバイエルンも同大会で24試合連続得点し、直近12試合の黒星は一つだけ。今季はボードー/グリムトに5-0で勝った後、ヴィキングと3-3、アーセナルと2-2で引き分け、勝ち点5でマドリードへ向かう。ケインはアーセナル戦でPKを決めて一時勝ち越したが、終盤に追いつかれた。
土曜日のブンデスリーガでは、バイエルンはドルトムントに二度リードしながら2-2で終えた。得点者はコンラート・ライマーとダヨ・ウパメカノ。ケインは得点しなかったが、それはチャンピオンズリーグでの連続記録とは別の試合だ。試合後、より大きな影響を持つ知らせがあった。クラブは11月1日、イスマエル・サイバリが右足首の脛腓靭帯を断裂して手術を受け、セルジュ・ニャブリも左大腿裏を負傷したと発表した。両選手は当面離脱するが、復帰時期は示されていない。
ケインの周囲とアトレティコの中盤
二つの負傷は、ケインを支えるバイエルンの攻撃陣の選択肢を減らす。ルイス・ディアスも10月21日のアーセナル戦で左大腿裏を痛めたとクラブが報じており、マドリード戦への出場可否はクラブから発表されていない。ミヒャエル・オリーセとレナルト・カールはドルトムント戦に出場したが、その事実だけで火曜日の先発は決まらない。ヨシュア・キミヒがボールを動かし、ケインが中盤へ下がって受ける形が生まれれば、アトレティコは中央と最終ラインの間を狭く保ちたい。
ホーム側にも未確定の負傷者がいる。アトレティコは10月22日、ジョニー・カルドーソがシュトゥットガルト戦で太ももを負傷し、軽度の筋損傷と診断されたと発表した。復帰は回復の経過次第とされ、バイエルン戦の招集はまだ公表されていない。カルドーソが戻るかどうかで中盤の選択肢は変わるが、それを先発予想へ直結させることはできない。
レバンテ戦で得点したグリマルドについて、UEFAはレヴァークーゼン時代のブンデスリーガでバイエルンとの6試合に一度しか負けていないと記す。ジュリアーノ・シメオネも土曜日にゴールを挙げ、外側へ前進する力を示した。アトレティコが奪った直後に両サイドへ展開できれば、バイエルンの守備を後退させられるかもしれない。逆にバイエルンが長く保持すれば、ケインの動きに中央の守備が引き出される可能性がある。どちらも監督が公表した作戦ではなく、直近の試合と選手の特徴から見える対戦上の焦点だ。
負傷・出場可否
以下のクラブ発表は日付が異なる。10月の負傷情報だけで、11月3日の欠場を確定することはできない。
アトレティコ・マドリード
- ジョニー・カルドーソ:10月22日に太ももの軽度筋損傷と診断。復帰は回復次第で、バイエルン戦の出場可否は未発表。
バイエルン・ミュンヘン
- イスマエル・サイバリ:ドルトムント戦で右足首の脛腓靭帯を断裂。手術を受け、11月1日のクラブ発表では離脱中。
- セルジュ・ニャブリ:同試合で左大腿裏を負傷し、同日の発表で離脱中。
- ルイス・ディアス:10月22日に左大腿裏の筋損傷が発表された。今回の試合への出場可否は発表されていない。
日本での視聴方法
- 会場:リヤド・エア・メトロポリターノ、マドリード。
- キックオフ:11月4日(水)午前5時、日本標準時。放送・配信の開始は午前4時50分。
- テレビ:WOWOWライブがアトレティコ対バイエルンを生放送。
- 配信:WOWOWオンデマンドが同時にライブ配信。契約方法は同社の月額加入または対象のシーズンパスの案内に従う。
過去の直接対決8試合ではバイエルンが4勝、アトレティコが2勝、引き分けが2試合。だがマドリードでの3試合に限ればホーム側は無敗だった。今回の焦点は古い数字の再現ではなく、アトレティコがケインをどう抑え、バイエルンがサイバリとニャブリの離脱にどう対応するかにある。