パッカーズ対ペイトリオッツ:パーソンズ不在の守備にメイが挑む
10日間の休養を経てフォックスボローに乗り込むパッカーズは、インターセプト数でNFL3位の守備が武器。ペイトリオッツはマイアミでの逆転勝ちを経て本拠地に戻り、ドレイク・メイは5試合連続で3タッチダウン以上に関わっている。両チームとも5勝3敗。

同じ成績で迎える日曜日の一戦だが、両チームが抱える課題は異なる。パッカーズは直近5試合で4勝。その5試合ではどの相手にも20点を超えさせていない。ただし、2025年12月に左膝前十字じん帯を断裂したマイカ・パーソンズは水曜日に負傷後初めて練習に復帰したばかりで、まだ試合には戻れない。AFC東地区2位のペイトリオッツは、週を追うごとにQBへの依存を強めている。メイはマイアミ戦でパス20本中16本を成功させ、前半3-13からの逆転で全3タッチダウンに関わった。日曜日はペイトリオッツにとって10月18日以来となるジレット・スタジアムでの試合でもある。
- 大会: NFL 2026年レギュラーシーズン第9週
- 対戦: グリーンベイ・パッカーズ(5勝3敗)対ニューイングランド・ペイトリオッツ(5勝3敗)、ペイトリオッツの本拠地開催
- キックオフ: 現地11月8日(日)午後4時25分(米東部時間)、日本時間11月9日(月)午前6時25分
- 会場: ジレット・スタジアム(マサチューセッツ州フォックスボロー)
守備に支えられるパッカーズ
パッカーズはNFC北地区4位。ミネソタ(6勝1敗)、シカゴ(6勝2敗)、デトロイト(5勝2敗)が上にいる、リーグでもっとも混戦の地区だ。敵地タンパベイで17-14、ホームでシカゴに31-7、ダラスに23-13と3連勝した後、デトロイトで17-20と敗れ、10月29日(木)にはカロライナを27-19で下した。木曜日に試合をしたことで、今週は相手より長い準備期間を得ている。
ジョーダン・ラブは今季2,246ヤード、16タッチダウン、6インターセプト、成功率61.5%。カロライナ戦では41本中30本成功、288ヤード、3タッチダウンを記録したが、エンドゾーンでインターセプトを喫し、チーム全体では3つのターンオーバーを犯した。ラブは「終盤は十分ではなかった」と振り返っている。深いパスの最大の標的はクリスチャン・ワトソンで、42キャッチ708ヤード(1キャッチ平均16.9ヤード)、6タッチダウン。パンサーズ戦では53ヤードのキャッチの際に肋骨を骨折し、病院へ運ばれたが、CT検査で内出血がないことが確認され、試合に戻った。
ラン攻撃は安定していない。ジョシュ・ジェイコブスはカロライナ戦で2タッチダウンを挙げたものの、リーグ最下位のラン守備を相手に21回のキャリーで39ヤードにとどまった。ボール保持時間はリーグ29位。
強みは守備にある。1プレーあたりの許容ヤードは4.7でNFL3位、インターセプト10はリーグ3位、ターンオーバー差は+4。カロライナ戦ではブライス・ヤングから6サックを奪った。セーフティのジャボン・ブラードは「この守備は本当に特別だ」と語っている。
メイへの依存を深めるペイトリオッツ
ペイトリオッツは開幕3試合で2敗し、ジャクソンビルでは6-35で大敗した。その後は5試合で4勝。敵地バッファローでも29-26で勝っている。AFC東地区で上にいるのはビルズ(6勝1敗)だけだ。この間の唯一の黒星はシカゴでの24-30だった。
メイは1,983ヤード、成功率67.1%、15タッチダウン、8インターセプト。状況判断と走力が攻撃を支え、チームは1試合平均獲得ヤード367.3でリーグ8位。マイアミ戦では、ラモンドレ・スティーブンソンへのピッチを偽装して自ら2ヤードを走り、逆転のタッチダウンを決めた。デマリオ・ダグラスの48ヤードのタッチダウンキャッチで勝負を決めている。メイは「落ち着いてドライブをつなげれば、点を取れるチャンスはあると分かっていた」と話した。
一方でボールの保持に課題があり、ターンオーバー差は-7でリーグ30位。ランではスティーブンソンが96回で367ヤード(平均3.8)を記録しており、トレベヨン・ヘンダーソンの欠場でさらに負担が増す。
負傷者情報
両チームとも11月6日(金)の最終リポートによる。「クエスチョナブル」は公式の出場可能性の区分で、欠場も出場も確定していないことを意味する。
グリーンベイ・パッカーズ
- マイカ・パーソンズ: 欠場 — 膝。身体的プレー不能(PUP)リストからの復帰に向けた21日間の期間が始まり、今週は3日とも限定的に練習した。
- ザイア・フランクリン: 欠場 — すね。今週は練習に参加していない。
- ショーン・ライアン: 欠場 — 足首。
- トラビス・グローバー: 欠場 — 膝。
- ジョシュ・ワイリー: 欠場 — 脳しんとう。
- クリス・ブルックス、マーショーン・ロイド、キーショーン・ニクソン: クエスチョナブル — それぞれ足首、膝、肩。3人とも金曜日は限定的に練習。
- クリスチャン・ワトソン: 出場区分なし — 肋骨。練習は限定的。
- アーロン・バンクス: 出場区分なし — 膝。練習は限定的。
ニューイングランド・ペイトリオッツ
- A.J.ブラウン: 欠場 — 足首、膝。今週は練習に参加していない。
- トレベヨン・ヘンダーソン: 欠場 — 体調不良。
- ハンター・ヘンリー: クエスチョナブル — 足。水・木曜日は練習を休み、金曜日に限定的に復帰した。マイアミ戦では第2クオーターに退いている。
- マック・ホリンズ、モーガン・モーゼス、ブレンデン・スクーラー、グレッグ・バン・ローテン: クエスチョナブル — それぞれふくらはぎ、足、ハムストリング、ハムストリング。金曜日は限定的に練習。
- ケビン・バイアード3世、カールトン・デービス3世: クエスチョナブル — 胸、首。金曜日は全面的に練習。
- ドレイク・メイ: 出場区分なし — 右肩。今週は全面的に練習。
パーソンズ本人は、体力は「おそらくキャリアで最悪」の状態だと話しており、21日間の期間から見ても復帰はもう少し先になる見通しだった。パッカーズのオフェンスラインは内側のライアンとグローバーを欠き、バンクスも練習が限定的だった。ペイトリオッツは主力レシーバーのブラウンを再び欠き、メイが中央のゾーンでよく狙うヘンリーも出場が不透明だ。
勝敗を分けるポイント
パッカーズのライン中央の守り。 ライアンとグローバーを欠くパッカーズは、自軍と同じ22サックを記録しているペイトリオッツ守備に対し、ライン中央を組み替えて臨む。ペイトリオッツが追加の人数をかけずにこの局面で優位に立てば、ラブがワトソンへの深いパスを狙う時間は短くなる。
ボールを奪う守備とメイ。 メイは走力と第3ダウンでの判断で試合を決めてきたが、8インターセプトとチームのターンオーバー差-7は、パッカーズの+4とぶつかる。守備の中央にフランクリンがいない中、メイのスクランブルを封じるにはラインバッカーと守備ラインの規律が欠かせない。
ブラウン不在で誰が捕るか。 チームトップのダグラスは332ヤード、4タッチダウン。カイル・ウィリアムズはマイアミ戦で43ヤードのタッチダウンを決め、マイク・ブレーベルHCのチャレンジで判定が覆った。ヘンリーが出られなければ、10インターセプトを奪っている守備陣を相手に、これらのレシーバーが1対1で勝つ必要がある。
日曜日は地元の色も濃い。土曜日にペイトリオッツの殿堂入りを果たす元タイトエンドのロブ・グロンコウスキーがハーフタイムにたたえられ、ペイトリオッツで6度のスーパーボウル制覇を果たしたトム・ブレイディがFOXの解説者としてこの試合を伝える。
日本での視聴方法
- 会場: ジレット・スタジアム(フォックスボロー)
- 日時: 日本時間11月9日(月)午前6時25分(現地8日午後4時25分、米東部時間)
日本 — 11月9日(月)午前6時25分(日本時間)
- テレビ: NFL JAPANの放送予定では、この試合の日本でのテレビ中継はない。
- 配信: DAZNの「NFL Game Pass」(別途の契約が必要で、日本での提供条件に従う)。
パッカーズはパーソンズ抜きでも、直近の相手をすべて21点未満に抑える守備でここまで来た。ペイトリオッツは、苦しい展開の試合をQBが救うことで勝ちを重ねてきた。フォックスボローで、どちらの方程式が相手に通用するかが明らかになる。