Razón y Saber
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NFLラン攻撃1位と2位が激突 バッカニアーズ対ベアーズ

前週は一本のパスも成功させずに324ヤードを走って勝ったタンパベイと、3連勝中いずれも30点以上を挙げたシカゴ。地上戦で最も多くのヤードを稼ぐ2チームが日曜夜に激突する。

煙と雪の中、ソルジャー・フィールドの芝の上を走るシカゴ・ベアーズのオレンジのジャケットを着た旗手、米国旗を持つ兵士、チームのマスコット。
2014年11月、試合前にソルジャー・フィールドのフィールドへ駆け出すベアーズの旗手とマスコットのステイリー。資料写真。 © Michel Sauret / U.S. Army(パブリックドメイン)

バッカニアーズは歴史的な数字と、一つの疑問を抱えてシカゴに乗り込む。前週の日曜、タンパでの豪雨の中、ファルコンズを16-0で破った。ラッシュは324ヤードに達した一方、パス成功はゼロ。ベイカー・メイフィールドはパスを3回試みたが、成功はゼロだった。パス成功なしで勝ったNFLのチームは1974年以来となる。対するベアーズは敵地シアトルで34-17と快勝した。QBケイレブ・ウィリアムズは太もも裏(ハムストリング)の負傷から復帰した後の3試合で、インターセプトを一度も喫していない。サンデーナイトフットボールのこの一戦は、タンパベイの戦い方が敵地で、しかもサードダウンでの守備に優れた相手にどこまで通用するかを測る試合になる。

  • 大会: NFL 2026年レギュラーシーズン第9週
  • 対戦: タンパベイ・バッカニアーズ(3勝5敗)対シカゴ・ベアーズ(6勝2敗)、ベアーズのホーム
  • 開始: 日本時間11月9日(月)10時20分。現地シカゴでは8日(日)19時20分(米中部標準時)
  • 会場: ソルジャー・フィールド(イリノイ州シカゴ)

ランで立て直したタンパベイ

バッカニアーズは開幕から4連敗した。その後の4試合は3勝1敗で、直近は2連勝。所属するNFC南地区では2位につけるが、同地区の4チームはいずれも勝率5割に届いていない。巻き返しの原動力はランだ。1試合平均168.6ヤードはリーグ1位。ベアーズが試合前に公表したデータによると、直近4試合の計925ヤードは、球団史上どの4試合よりも多い。

中心はRBバッキー・アーヴィング。147回のキャリーで728ヤードを稼ぎ、直近4試合のうち3試合で100ヤードを超えた。ファルコンズ戦ではキャリアハイの170ヤードを走り、この試合唯一のタッチダウンを決めた。ケニー・ゲインウェルも140ヤードを加え、同じ試合でチームメート2人がともに140ヤード以上を走ったのは2008年以来となった。

裏返せば、パス攻撃は乏しい。1試合平均131.4ヤードはリーグ最下位で、今季250ヤードに達したレシーバーは一人もいない。メイフィールドは投げる側の右手親指の脱臼で先発を3試合欠場し、前週は雨のためパスは3回にとどまった。球団の負傷者リポートでは、今週の練習3日間すべてに完全参加し、試合の出場区分は付いていない。

トッド・ボウルズHCの守備も立て直しを支える。直近4試合の平均失点は13.8、奪ったターンオーバーは12。最初の4試合は平均24失点、ターンオーバー4だった。直近7試合はどの相手にもラン100ヤードを許していない。日曜にマイケル・ペニックスJr.から2つを奪い、今季3インターセプトのLBアレックス・アンザローンが中心となるこの守備は、インターセプト数でリーグ1位にある。

ウィリアムズ復帰でリズムをつかんだシカゴ

ベアーズはNFC北地区の2位。この地区は4チームすべてが勝ち越している。ファルコンズ、ペイトリオッツ(30-24)、シーホークスを破り、いずれも30点以上を挙げての3連勝。4連勝を狙う。ウィリアムズは復帰後の3試合でパス成功率73.8%、860ヤード、4タッチダウン、インターセプトなし。シアトルでは34回中24回成功、247ヤードだった。

RBディアンドレ・スウィフトはラッシングTD10でリーグトップに立ち、うち3つはシーホークス戦で記録した。チーム全体のラッシングTD17は、開幕8試合としては1956年以来の球団最多だ。ゴール前での決定力の一方で、目立たない変化もある。ラン獲得ヤードは最初の4試合の平均196.2ヤードから、直近4試合は105.3ヤードに減った。ルーサー・バーデン3世、ローム・オデュンゼ、TEコルストン・ラブランドがパスを分け合い、攻撃の比重はパスに移っている。

守備はサードダウンでリーグ最高を誇り、相手の成功は80回中19回(23.8%)にとどまる。DEモンテス・スウェットは2試合の出場停止明けのシアトル戦で1サック。前の週にタイタンズからトレードで加わったジェフリー・シモンズも、デビュー戦で1サック、ロスタックル2を記録した。

負傷者と出場状況

両球団が11月6日(金)に発表した最終リポートに基づく。「クエスチョナブル(出場微妙)」は公式区分で、欠場も出場も確定していない。

タンパベイ・バッカニアーズ

  • ヤヤ・ディアビー: 欠場 — 膝。今週は練習に参加せず。
  • エメカ・エグブカ: クエスチョナブル — 足。木・金曜は完全参加。
  • トリスタン・ワーフス: 区分なし — 足の指。木曜は不参加、金曜は限定参加。
  • ベイカー・メイフィールド: 区分なし — 右手親指。今週は全練習に完全参加。

シカゴ・ベアーズ

  • カイル・モナンガイ: クエスチョナブル — 足の指と親指。第4週以来初めて、金曜に限定参加で練習へ復帰。
  • タイリーク・スティーブンソン: クエスチョナブル — 親指。金曜は限定参加。
  • マリク・ムハンマド2世: クエスチョナブル — 足の指。3日間とも限定参加。
  • シオ・ベネデット、グレイディ・ジャレット: 区分なし — それぞれ肩と股関節周辺(グロイン)。金曜は完全参加。

ディアビーの欠場で、タンパベイはウィリアムズに圧力をかける外側のパスラッシャーを一人欠く。シカゴはスティーブンソンとムハンマドの状態次第でセカンダリーに影響が出る。ベン・ジョンソンHCはモナンガイの経過について、足指の負傷は回復までの見通しが立てにくいと説明した。

勝敗を分ける三つの攻防

ラン対ラン。 タンパベイはラッシュヤードで1位、ラン守備で2位。シカゴは同じ項目で2位と4位だ。ベアーズのデニス・アレン守備コーディネーターは「今、リーグで誰よりもうまくボールを走らせている」と警戒する。シカゴがファーストダウンでアーヴィングを止められれば、タンパベイは距離の長いサードダウンを迫られ、苦しいパス攻撃が試されることになる。

スウェット対ゴーデキ。 ベアーズの試合前情報は、スウェットと右タックルのルーク・ゴーデキのマッチアップを挙げた。ワーフスが週の練習を制限された状況で、パスを強いられる展開になれば、メイフィールドを両サイドから守れるかが勝負になる。

ラブランド対アンザローン。 シカゴのTEは直近3試合でいずれも65ヤード以上を獲得している。ジョンソンHCは相手LBについて「彼の裏をかくのは難しい」と評した。インターセプトを武器とする守備を相手にウィリアムズがミスをすれば、ほとんどパスを投げない攻撃が最も必要とする好位置からの攻撃権をタンパベイに与えることになる。

この試合は、ともにドラフト全体1位(2018年と2024年)のメイフィールドとウィリアムズの初対戦でもある。

バッカニアーズ対ベアーズの視聴方法

  • 会場: ソルジャー・フィールド、シカゴ。
  • 開始: 日本時間11月9日(月)10時20分。現地では8日(日)19時20分(米中部標準時)、米東部時間20時20分。

日本では日テレジータスが生中継する。米国ではNBCが中継し、Peacockでもライブ配信される。バッカニアーズの視聴案内は、米国外の視聴手段としてDAZNの「NFL Game Pass International」を挙げている。日本のDAZNはNFL Game Passを通常プランとは別の有料商品として案内しており、試合によって視聴制限があり得るため、契約条件を確認したい。

日本 — 11月9日(月)10時20分 JST

  • テレビ: 日テレジータスが生中継(10時15分から。解説:森清之、実況:ラルフ鈴木)。
  • 配信: DAZNのNFL Game Pass International(通常のDAZNプランとは別に購入する商品)。

戦力の厚みと勢いではシカゴが上回る。一方のタンパベイには明確な戦い方と、再びミスを誘い始めた守備がある。ほぼすべてをランに託してソルジャー・フィールドで勝てるのか、それともついにメイフィールドのパスが必要になるのか。現地日曜夜の一戦がその答えを示す。