29点差を覆したフィラデルフィア、今度はクリーブランドでカップ戦に臨む
10月22日の直接対決で、クリーブランド・キャバリアーズはフィラデルフィア・76ersに最大29点の差をつけながら、114―106で敗れた。約2週間を経て舞台はクリーブランドに移る。レブロン・ジェームズは今度、訪問チームの選手として古巣の街に戻る。前回とは異なり、11月6日(金)の結果はNBAカップ東地区グループBの成績にも加算される。序盤の戦績では76ersが上回るが、前回の大逆転をそのまま今回の筋書きにすることはできない。

- 大会: 2026―27年NBA、エミレーツNBAカップ東地区グループBのリーグ戦。
- 対戦: フィラデルフィア・76ersがクリーブランド・キャバリアーズを訪問。
- 開始: 11月6日(金)19時30分、米東部標準時。日本時間は7日(土)9時30分、UTCでは7日0時30分。
- 会場: 米オハイオ州クリーブランド、ロケット・アリーナ。
最初の対戦で入れ替わった主導権
10月の試合でドノバン・ミッチェルは32得点を挙げ、そのうち20点を前半に記録した。キャバリアーズは最大29点をリードしたが、後半は76ersに69―37と圧倒された。タイリース・マクシーが32得点、ジョエル・エンビードが24得点を挙げて逆転を完成させた。大差をつけた事実はクリーブランドの攻撃力を示す。一方、最後までその差を守れなかった事実は、48分を通してボールを安全に運ぶ難しさを示している。
NBAの試合分析によると、76ersは開始から13分で11回のターンオーバーを犯した。キャバリアーズはそこから走って差を広げたが、後半にはフィラデルフィアの守備圧力が増し、形勢が逆転した。76ersの先発選手は後半のチーム69得点のうち64点を担った。今回、訪問側が再び大差からの追い上げに頼るのは危険だ。ホーム側も、序盤に機能したボール運びを試合の終盤まで保てるかが問われる。
カップ戦の出発点も異なる。76ersは10月30日のグループ初戦で前回王者ニューヨーク・ニックスを98―93で破り、マクシーが27得点、ジェームズが20得点を記録した。キャバリアーズにとって金曜はグループ初戦となる。両チームにニックス、マイアミ・ヒート、インディアナ・ペイサーズを加えた東地区B組の順位に直結する一戦だ。
8勝1敗の76ersと、4勝4敗のキャバリアーズ
フィラデルフィアは11月4日(水)、デトロイト・ピストンズに112―106で勝って8勝1敗とした。ジェイレン・ブラウンが30得点、エンビードが26得点と15リバウンド、マクシーが19得点を記録。ジェームズは13得点、10リバウンド、8アシストで攻撃をつないだ。76ersは第4クオーターに18点差を詰められたものの、終盤のフリースローで逃げ切った。複数の得点源を持つ強みと、大きなリードでも安心できないことの両方が表れた。
ブラウンとマクシーを外側で抑えながら、ゴール下のエンビードにどう対応するか。クリーブランドが中を厚く守れば外側の選手に余地が生じ、外を優先すればエンビードが危険な位置で受けやすくなる可能性がある。ジェームズのパスもその二つの選択を結びつける。ただし、これは想定される攻防であり、両監督が金曜の先発や守り方を発表したという意味ではない。
キャバリアーズは同じ水曜日にオクラホマシティ・サンダーに124―116で敗れ、4勝4敗となった。ミッチェルは3点シュートを5本決めて27得点。ジェームズ・ハーデンは19得点、9リバウンド、6アシストを記録したが、フィールドゴールは16本中5本だった。エバン・モーブリーは16得点、10リバウンドを挙げた。最大25点を追い、第4クオーターに42点を取っても届かなかった。チームの3点シュートは49本中19本。76ers戦でも同じ数のシュートが入るとは限らないが、外から守備を広げる能力は確かめられた。
ミッチェルとハーデンはともにボールを持って攻撃を始められ、モーブリーは内側とリバウンドで選択肢を与える。問題は76ersが圧力を強めたときに、それらを途切れない攻撃に変えられるかだ。前回の試合を動かしたのは一人の得点だけではなく、ターンオーバーとテンポの変化だった。
ジェームズの古巣訪問と出場情報
ジェームズはキャバリアーズで11シーズンを過ごし、2016年の優勝に貢献した。76ersの選手としてクリーブランドでプレーするのは今回が初めてとなる。ただし、この経歴だけで金曜のプレー内容は決まらない。古巣の守備がジェームズに注意を寄せれば、マクシーやブラウンに好機が生まれる可能性もある。
11月5日(木)米東部標準時8時15分のNBA公式負傷者報告では、両チームとも金曜の試合に関する報告が「未提出」だった。選手が全員出場可能という意味ではない。連戦の2日目ではない試合について、リーグは前日の現地時間17時までに最初の出場区分を提出するよう求めている。
フィラデルフィア・76ers
- 欠場・出場未定: 上記時点で、この試合についての個別の指定はまだ提出されていなかった。ブラウン、エンビード、マクシー、ジェームズが水曜に出場したことは、金曜の出場確約にはならない。
- 復帰: この試合に向けて復帰が確定した選手は、引用した報告には示されていない。
クリーブランド・キャバリアーズ
- 欠場・出場未定: 同じ報告で、クリーブランドもこの試合の個別指定をまだ提出していなかった。ミッチェル、ハーデン、モーブリー、ジャレット・アレンの水曜の出場時間から金曜の状態は判断できない。
- 復帰: この試合に向けた確定の復帰発表は、引用した報告にはない。
日本での視聴方法
- 会場: 米クリーブランドのロケット・アリーナ。
- 開始時刻: 11月7日(土)9時30分、JST。米東部では6日(金)19時30分、EST。Prime Videoの米国向けイベントページは中継開始を米東部19時と案内しており、NBAが示す試合開始の30分前に当たる。
- テレビ・配信: 日本向けにこの試合を指定した運営事業者の番組表は確認できていない。米国でPrime Videoが担当するという案内だけから、日本での配信を確定とは言えない。
10月の試合では、ボールを失う側が変わると主導権も変わった。カップ戦となる今回は、クリーブランドが前半の攻撃を維持できるのか、あるいはフィラデルフィアが再び守備の圧力で流れを変えるのかが焦点になる。