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フェネルバフチェ対リバプール:古巣を迎えるカイト監督、2ポイントからの立て直しを問われる

就任したばかりのディルク・カイト暫定監督は、欧州大会で3連勝しながら7失点も喫しているリバプールをイスタンブールに迎える。ホームのフェネルバフチェには、先行した試合を勝ち切れない現状を変えることが求められる。

2026年8月、シュクリュ・サラジオール・スタジアムのフェネルバフチェの観客で埋まったスタンドとピッチの一部。
2026年8月の欧州大会で撮影されたフェネルバフチェ・シュクリュ・サラジオール・スタジアムの観客席。資料写真。 © Zafer Batık / Wikimedia Commons(資料写真、CC BY-SA 4.0、縮小)

かつて両クラブでプレーしたカイトが、今度はフェネルバフチェのベンチからリバプールと向き合う。再会の物語だけで片づけられない一戦だ。ホームチームはチャンピオンズリーグのリーグフェーズでまだ勝利がなく、スラビア・プラハ戦では2点のリードを失った。一方のリバプールは3戦全勝で12得点を挙げたが、2試合続けて3失点。攻撃力と守備の不安が同居する相手に、カイトのチームがどう90分を管理するかが焦点になる。

  • 大会: UEFAチャンピオンズリーグ2026/27、リーグフェーズ第4節。
  • 対戦: フェネルバフチェ対リバプール。フェネルバフチェがホーム。
  • 日時: 11月4日(水)17時45分UTC、現地イスタンブールでは20時45分TRT。日本時間は5日(木)2時45分JST。
  • 会場: フェネルバフチェ・シュクリュ・サラジオール・スタジアム(トルコ・イスタンブール)。

カイト体制の欧州初戦、消えた二つのリード

UEFAが記録するフェネルバフチェの最初の3試合は、ローマと1-1、アストン・ビラに0-6、スラビア・プラハと2-2。勝ち点2、得失点差はマイナス6だ。スラビア戦ではオウズ・アイドゥンとメイソン・グリーンウッドの得点で2-0としたものの、追いつかれた。UEFAによれば、この引き分けでチャンピオンズリーグ本大会における未勝利は9試合に延びた。カイトはイスマイル・カルタルの退任後、10月28日に暫定監督に就いた。

10月31日の国内リーグ戦でも、先行してから失速した。ギョズテペ戦でマッテオ・ゲンドゥージが前半終了間際に先制したが、後半に2点を奪われ、ホームで1-2の敗戦。トルコサッカー連盟の公式記録では、エデルソン、エンゴロ・カンテ、ケレム・アクトゥルコール、オウズ・アイドゥン、ロメル・ルカクが先発している。この記録が示すのは当日の出場であり、リバプール戦の出場を保証するものではない。

リバプールは欧州でアトレティコ・マドリードに2-1、敵地でLASKに6-3、ビジャレアルに4-3と勝った。LASK戦ではブラッドリー・バルコラが3得点、ビジャレアル戦ではアレクシス・マクアリスターが2得点。アンドニ・イラオラ監督のチームは複数の位置から得点できる。ただし直近の欧州2試合で計6失点した。11月1日のプレミアリーグではアーセナルにアンフィールドで0-1と敗れた。直前にはブライトンに2-0で勝ち、リーグカップではチェルシーをPK戦で退けている。イラオラはアーセナル戦について、立ち上がりの不出来と、後に生まれた好機を決め切れなかったことを挙げた。フロリアン・ビルツのシュートはクロスバーをたたいた。

出場状況:復帰した選手も先発は未定

リバプール

10月27日更新のクラブの負傷者情報と、11月1日のアーセナル戦前の発表では、各選手の状況は次のとおり。イスタンブール遠征の最終メンバーは確認時点で発表されていなかった。

  • ジェレミー・フリンポン: 筋肉の問題で最近の試合を欠場。今回の復帰は未確認。
  • コナー・ブラッドリー: 長期にわたる膝の負傷から回復中。アーセナル戦前には復帰していなかった。
  • ウーゴ・エキティケ: 長期にわたるアキレス腱の負傷から回復中。アーセナル戦前には復帰していなかった。
  • ジョバンニ・レオーニ: 前十字靱帯の負傷から回復中。アーセナル戦前には復帰していなかった。
  • ドミニク・ソボスライ、ビクトル・ムニョス: 負傷後にアーセナル戦のメンバーへ戻り、途中出場したとイラオラが説明している。日曜日の復帰は水曜日の先発を意味しない。

フェネルバフチェ

クラブは今回の対戦に特化したメディカル情報と欧州大会の試合メンバーを、確認時点で公表していなかった。公式記録によると、ロメル・ルカクはスラビア戦の途中出場後、10月31日のギョズテペ戦で先発。エンゴロ・カンテとオウズ・アイドゥンも同試合に先発した。ただし、この事実だけではリバプール戦への出場は確定しない。新たな欠場者や復帰者はクラブの発表を待つ必要がある。

中盤の受け渡しと、リードを守る力

フェネルバフチェのカンテとゲンドゥージが、マクアリスターやビルツに前を向いて受けさせないことが第一の勝負になる。リバプールがそこで圧力を外せば、イサク、バルコラ、ガクポへ素早くつなぐ攻撃がある。サイドでは、直近の国内リーグ戦で先発したオウズとケレムの幅の取り方に注目したい。リバプールの両サイドの攻撃力と、フリンポン、ブラッドリーというサイドバックの最近の欠場状況も絡む。ただし、これらは戦術上の想定であり、発表済みの先発布陣ではない。

フェネルバフチェはスラビアに2-0、ギョズテペに1-0と先行しながら、どちらにも勝てなかった。リバプールは欧州3試合で12得点7失点。両チームに決定機が訪れる展開になれば、カイトのチームには先制後の試合運びが一層重要になる。UEFAによると、両クラブの公式戦での対戦は今回が初めてだ。

日本でフェネルバフチェ対リバプールを見るには

  • 会場: フェネルバフチェ・シュクリュ・サラジオール・スタジアム(イスタンブール)。
  • 日時: 11月4日(水)20時45分TRT、5日(木)2時45分JST開始。

日本

  • キックオフ: 11月5日(木)2時45分JST。
  • テレビ: WOWOWプライムが2時30分から生放送すると、同局の第4節の番組表に掲載されている。
  • 配信: WOWOWオンデマンドも2時30分からライブ配信する。視聴には対象サービスの契約が必要。

カイトの就任が、短い時間の勢いを90分の安定に変えられるか。あるいはリバプールの多彩な攻撃がホームチームの綻びを突くか。イスタンブールの一戦では、得点そのものと同じくらい、得点後の時間の使い方が問われる。