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特集 / Art

印象派を代表する12の名画

鮮やかな色彩、自由な筆触、型にはまらない構図、日常の移ろう瞬間へのまなざし。19世紀の印象派を代表する12の絵画を紹介します。モネの名高い睡蓮からルノワールが描いたパリの暮らしまで、その美しさと革新性に触れてみましょう。

印象派を代表する12の名画

クロード・モネ『睡蓮』(1897〜1926年)

画家:クロード・モネ

大きさ:約250点からなる連作のため、作品によって異なります。

所蔵:パリのオランジュリー美術館をはじめ、複数の美術館。

解説:モネの大規模な『睡蓮』連作には、画風の変化と、ジヴェルニーの庭の移ろう空気を捉えようとする尽きることのない関心が表れています。

クロード・モネ『睡蓮』(1897〜1926年)

エドゥアール・マネ『草上の昼食』(1863年)

画家:エドゥアール・マネ

大きさ:208 × 264.5 cm

所蔵:オルセー美術館、パリ。

解説:挑発的で論議を呼んだこの絵には、服を着た男性たちと裸の女性がピクニックをする場面が描かれています。マネは従来の美術の慣習に挑み、印象派への道を開きました。

エドゥアール・マネ『草上の昼食』(1863年)

ピエール=オーギュスト・ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』(1876年)

画家:ピエール=オーギュスト・ルノワール

大きさ:131 × 175 cm

所蔵:オルセー美術館、パリ。

解説:ルノワールの代表作は、パリのモンマルトルにあるムーラン・ド・ラ・ギャレットで、日曜の午後に開かれる舞踏会の喜びと活気を捉えています。生き生きとした筆触と光の表現で知られる作品です。

ピエール=オーギュスト・ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』(1876年)

クロード・モネ『印象・日の出』(1872年)

画家:クロード・モネ

大きさ:48 × 63 cm

所蔵:マルモッタン・モネ美術館、パリ。

解説:印象派の出発点と考えられている作品です。ル・アーヴル港の霧がかった夜明けを描きながら、モネは一瞬で変わる光と色彩の効果に目を向けました。

クロード・モネ『印象・日の出』(1872年)

エドガー・ドガ『バレエの授業』(1871〜1874年)

画家:エドガー・ドガ

大きさ:75 × 85 cm

所蔵:オルセー美術館、パリ。

解説:バレエに強い関心を寄せたドガの、最もよく知られる絵画の一つです。稽古中の踊り手たちがさまざまな姿勢で描かれています。構図や画面の端で切り取られた人物像には、写真の影響がうかがえます。

エドガー・ドガ『バレエの授業』(1871〜1874年)

エドゥアール・マネ『フォリー=ベルジェールのバー』(1882年)

画家:エドゥアール・マネ

大きさ:96 × 130 cm

所蔵:コートールド美術研究所、ロンドン。

解説:パリの有名なキャバレーで働く女性が、男性に話しかけられながらも物思いに沈んでいるように描かれています。マネの斬新な構図と鏡像の使い方が、曖昧さと奥行きを生んでいます。

エドゥアール・マネ『フォリー=ベルジェールのバー』(1882年)

フィンセント・ファン・ゴッホ『ローヌ川の星月夜』(1888年)

画家:フィンセント・ファン・ゴッホ

大きさ:72.5 × 92 cm

所蔵:オルセー美術館、パリ。

解説:フランスのアルルを流れるローヌ川の夜景を捉えた作品です。渦巻くような筆触と感情豊かな色彩表現で知られ、その表現は後の美術運動にも影響を与えました。

フィンセント・ファン・ゴッホ『ローヌ川の星月夜』(1888年)

ポール・セザンヌ『カード遊びをする人々』(1890〜1895年)

画家:ポール・セザンヌ

大きさ:5点からなる連作のため、作品によって異なります。

所蔵:パリのオルセー美術館、ロンドンのコートールド美術研究所など、複数の美術館。

解説:カード遊びに没頭する男性たちを、表情や身ぶりに注目して描いた連作です。形と色彩を探究するこの作品群は、印象派とポスト印象派をつなぐ位置にあります。

ポール・セザンヌ『カード遊びをする人々』(1890〜1895年)

クロード・モネ『日傘をさす女――モネ夫人と息子』(1875年)

画家:クロード・モネ

大きさ:100 × 81 cm

所蔵:ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントンD.C.

解説:モネの妻カミーユと息子ジャンの肖像は、印象派の戸外制作をよく示しています。移ろう光と空気を巧みに捉え、風の吹く一日の感覚を伝えています。

クロード・モネ『日傘をさす女――モネ夫人と息子』(1875年)

クロード・モネ『積みわら』(1890〜1891年)

画家:クロード・モネ

大きさ:25点からなる連作のため、作品によって異なります。

所蔵:パリのオルセー美術館、シカゴ美術館など、複数の美術館。

解説:モネの『積みわら』は、一日の時間や季節によって変化する光と色彩を研究した連作です。同じ麦の山を異なる光の条件のもとで描き、色に及ぼす光の効果を追究する画家の姿勢を示しています。

クロード・モネ『積みわら』(1890〜1891年)

ピエール=オーギュスト・ルノワール『舟遊びの人々の昼食』

画家:ピエール=オーギュスト・ルノワール

大きさ:130 × 175 cm

所蔵:フィリップス・コレクション、ワシントンD.C.

解説:パリの人々に人気の行楽地シャトゥーで、セーヌ川を望むテラスに友人たちが集まり、食事を楽しむ明るくにぎやかな場面です。鮮やかな色、光、流れるような筆触が、心地よい雰囲気と晴れた午後の感覚を伝えています。人物とその交流、周囲の環境を巧みに釣り合わせた構図でも高く評価されています。

ピエール=オーギュスト・ルノワール『舟遊びの人々の昼食』

ギュスターヴ・カイユボット『パリの通り、雨』(1877年)

画家:ギュスターヴ・カイユボット

大きさ:212.2 × 276.2 cm

所蔵:シカゴ美術館。

解説:パリのトリノ通りとモスクワ通りが交わる場所の、雨の日の情景です。流行の服を着て傘を差した人々が、灰色の空の下、ぬれた街路を歩きます。独特の視点、線遠近法、細部への注意が、都市の空気と近代パリの体験を捉えています。印象派の技法と写実的な正確さを結び付ける画家の力量が表れた作品です。

ギュスターヴ・カイユボット『パリの通り、雨』(1877年)